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BIMIとは?メールにロゴを表示するメリットと導入方法をわかりやすく解説

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BIMIとは?メールにロゴを表示するメリットと導入方法をわかりやすく解説

目次

こんにちは。株式会社クオリティアです。

BIMIは、送信ドメイン認証の仕組みを用いてメールの受信画面に企業のブランドロゴを表示させる最新の技術規格です。この技術は、単にロゴを表示するだけでなく、送信元が正当であることを視覚的に証明し、メールの信頼性を担保する重要な役割を担っています。

近年、ファミリーマートなどの大手企業が、顧客へ配信するメールの安全性向上のためにBIMIを導入する事例が増えており、こうした動きは業界全体で加速しています。視覚的な安心感を提供できる技術として、その注目度は非常に高まっています。

本記事では、BIMIの基礎知識から導入によるメリット、具体的な設定手順まで、初心者の方にも分かりやすく順を追って詳しく解説します。

この記事の要点

  • BIMIは送信ドメイン認証技術を活用し、メール受信画面にブランドロゴを表示させる規格であること
  • 導入にはDMARCのポリシーを隔離または拒否に設定するなどの厳格なセキュリティ要件が必要であること
  • ロゴの表示により、なりすまし対策の強化とメールの開封率向上という二つの効果が期待できること
  • 公式なロゴの証明にはVMC(認証マーク証明書)の取得が推奨され、商標登録などの準備も伴うこと

BIMIとは?メールにブランドロゴを表示する仕組みを解説

BIMI(読み方:ビミ)とは、「Brand Indicators for Message Identification」の略称で、メールが正規の送信元から送られたものであることを証明し、受信者のメールソフトに認証済みのブランドロゴを表示させるための送信ドメイン認証技術の一つです。

この仕組みが何かというと、DMARCという認証に成功した場合に、DNSに登録されたロゴを表示させます。

これにより、受信者はメールを開く前に送信元を一目で識別でき、フィッシング詐欺などのリスクを低減させることが可能です。

BIMIとは

BIMIを導入する4つのメリット

なぜBIMIを導入する企業が増えているのでしょうか。その背景には、セキュリティ強化とマーケティング効果という大きなメリットが存在します。

BIMIは、送信元の信頼性を受信者に視覚的に伝えられるため、メールコミュニケーション全体の質を向上させます。

具体的には、なりすまし対策の強化、メールの視認性向上による開封率への貢献、ユーザーへの安心感の提供、そしてブランド価値の向上という4つの主要なメリットが挙げられます。

なりすましメール対策を強化しセキュリティを高める

BIMIを導入するには、前提条件としてDMARCという強力な送信ドメイン認証技術の設定が必須です。

DMARCは、自社のドメインを不正利用したなりすましメールをブロックする機能を持つため、BIMIの導入プロセス自体がフィッシング詐欺やスパムメールへの対策を強化することに直結します。

ロゴが表示されているメールは、DMARCによる認証をクリアした正規のメールであることの証明となり、組織全体のメールセキュリティレベルを引き上げます。

初心者にもよくわかる『送信ドメイン認証』

受信ボックス内での視認性が向上し開封率アップに貢献

受信トレイには日々多くのメールが届くため、他社のメールに埋もれてしまいがちです。

BIMIを導入すると、送信元を示すロゴが表示されるため、テキストのみのメールと比べて視覚的に目立ちます。

この高い視認性は、受信者がメールを見つけやすくなるだけでなく、ブランドへの親近感や信頼感を醸成し、結果としてメールの開封率向上に貢献する効果が期待できます。

送信元がひと目でわかりユーザーに安心感を与える

公式のブランドロゴが表示されているメールは、受信者にとって「本物の企業から届いた安全なメール」であることの目印となります。

特に、金融機関やECサイトなど、個人情報を扱うサービスからの通知メールにおいて、この視覚的な証明は極めて重要です。

利用者はフィッシング詐欺を警戒することなく、安心してメールを開封できるため、円滑なコミュニケーションを促進し、顧客満足度の向上にもつながります。

ブランドの認知度と信頼性の向上につながる

受信トレイにブランドロゴが継続的に表示されることで、顧客は自然と企業やサービスの名前を目にする機会が増えます。

この反復的な接触は、サブリミナル効果のようにブランドの認知度を高めるマーケティング効果を持ちます。

また、BIMIがDMARCという厳格なセキュリティ基準に基づいていることから、ロゴが表示されていること自体が企業の高いセキュリティ意識の証明となり、ブランド全体の信頼性を高めることにも寄与します。

ロゴが表示されるBIMIの仕組みとDMARCの関連性

BIMIの仕組みは、送信ドメイン認証技術であるSPFDKIM、そしてDMARCの上に成り立っています。

ロゴが表示されるBIMIの仕組みとDMARCの関連性

メールを受信したサーバーは、まずDMARC認証を行い、そのメールが正規の送信元から送られたものか検証します。

DMARC認証に成功すると、次にDNSサーバーに問い合わせてBIMIレコードを確認し、そこに記述されたURLからロゴ画像を取得して表示します。

例えば、DMARC認証に失敗したメールにはロゴが表示されないため、BIMIはDMARCが正しく設定・運用されていることの視覚的な証明として機能します。

初心者にもよくわかる『送信ドメイン認証』

BIMIを導入するための具体的な4ステップ

BIMIの導入は、セキュリティ基準を満たしながら、ブランドロゴを正しく表示させるための複数の手順を要します。

具体的には、送信ドメイン認証(DMARC)の厳格な設定から始まり、ロゴの準備、証明書の取得、そして最終的なDNSレコードの設定という4つの主要なステップが必要です。

これらのプロセスを一つずつ正確に進めることで、BIMIを有効化できます。

ステップ1:送信ドメイン認証(DMARC)を設定する

BIMI導入の最初の、そして最も重要なステップはDMARCの設定です。

DMARCは、SPFとDKIMという認証に失敗したメールの取り扱いを定義するもので、BIMIを利用するには、このポリシーを「quarantine(隔離)」または「reject(拒否)」に設定する必要があります。

これにより、自ドメインを詐称したなりすましメールが受信者に届くのを防ぎ、BIMIが表示されるためのセキュリティ基盤を確立します。

ステップ2:ロゴマークをSVG形式で準備する

次に、メールに表示させるブランドロゴを準備します。

ロゴの画像形式は、SVG(ScalableVectorGraphics)形式である必要があります。単にSVG形式に変換するだけでなく、BIMIの仕様で定められている「SVGTiny1.2」というプロファイルに準拠していなければなりません。

また、画像ファイル内に特定の要素を含めないといった細かな規定もあるため、仕様書を確認しながら慎重に作成することが求められます。

ステップ3:ロゴの正当性を証明するVMC(認証マーク証明書)を取得する

準備したロゴが正当なものであることを証明するために、VMC(Verified Mark Certificate:認証マーク証明書)を取得します。

VMCは、ロゴの商標登録がされていることを前提として、認証局が発行する電子証明書です。この証明書を取得することにより、表示されるロゴが第三者によって検証された本物であることを保証します。

VMCの取得には、商標登録と認証局への申請手続きが必要になります。

ステップ4:DNSにBIMIレコードを追加・設定する

最後に、すべての準備が整ったら、自社のDNSサーバーにBIMIレコードを追加します。

これは、TXTレコードとして設定し、ロゴ画像(SVGファイル)のURLと、取得したVMCのURLを指定するものです。メールを受信したサーバーは、このDNSレコードを参照してロゴ情報を取得します。

レコードが正しく公開されると、BIMI対応のメールクライアントでブランドロゴが表示されるようになります。

BIMIに関するよくある質問

ここでは、BIMIの導入を検討する際によく寄せられる質問とその回答をまとめました。

費用や対応環境など、具体的な疑問を解消するための参考にしてください。

BIMIを導入するのに費用はかかりますか?

はい、費用がかかります。

BIMI自体は無料の規格ですが、導入過程でコストが発生します。特に、ロゴの正当性を証明するVMC(認証マーク証明書)の取得には、認証局への支払いが必要です。

また、VMC取得の前提条件となるロゴの商標登録にも別途費用がかかるため、これらのコストを事前に見積もっておく必要があります。

BIMIに対応しているメールソフトは何ですか?

GmailやAppleMail(iOS16,macOS13以降)、Yahoo!メール(米国)などがBIMI対応の主要なメールソフトです。

ただし、すべてのメールプロバイダーが対応しているわけではなく、普及は段階的に進んでいます。

今後、BIMI対応の環境はさらに拡大していくことが期待されますが、現時点では主要なプラットフォームで利用できる技術と認識しておくと良いでしょう。

DMARCのポリシーは「reject」でないとダメですか?

いいえ、必ずしも「reject」(拒否)である必要はありません。

BIMIを有効にするためのDMARCポリシーは、認証に失敗したメールを「quarantine」(隔離)または「reject」(拒否)のいずれかに設定すれば問題ありません。

監視のみを行う「none」ポリシーではBIMIは機能しないため、より厳格なポリシーの適用が必須となります。

まとめ

BIMIは、DMARCを基盤とした送信ドメイン認証技術であり、受信トレイに送信元のブランドロゴを表示させる仕組みです。

この導入により、なりすましメール対策といったセキュリティの強化に加え、メールの視認性向上による開封率への貢献や、ブランド認知度の向上といったマーケティング面での効果も期待できます。

導入にはDMARCの設定、SVG形式のロゴ、VMCの取得、DNSへのレコード追加といったステップが必要となります。

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